趣味@本 vol3【集英社文庫:海の見える理髪店】@荻原 浩
いつのころだろうか、
父と一緒に理容院に行っていたのが、
近所の美容院に行って、髪を切るようになったのは。
いつのころだろうか、
顔そりの魅力に取りつかれ、ゴリゴリの理容院に
通いだしたのは。
2~3年前までは、髪が伸びようとも、
ボサボサでも、気にならなかったんですが、
最近、月に1回は理容院に行ってる。
(男性としては多いのでは・・・。たぶん?)
直木賞受賞作の文庫化ということで、購入。
【海の見える理髪店】
正直、こんなに短編だとは思わなかった。
文章も繊細で、丁寧。
読んでいてスッと心に入る感じが好きです。
直木賞受賞作。さすがです。
【大まかなあらすじ(今回は感想)】
6つの短編小説からなる本です。
一冊全部同じ話と思いきや。
なので、短編ごとに好き嫌いが分かれるかも。
正直、2つの短編は面白くなかった。僕にとっては。
いずれも、家族に関する話。すべてがハッピーエンドってわけではなく。
ちょっと、苦い感じで終わって、その続きは?って感じに。
いろんな人生があるし、そのうえで、いろんなことを思いながら生きていく。
本当に、考えさせられる。
一番好きな短編は、タイトルにある、海が見える理髪店。
正直、タイトルである、海が見える理髪店だけでも読む価値ありです。
他は、好き嫌いによって異なりますが、これを超える物語はないかも。
個人的には、ほかの3つの短編はまだ、面白かった。
文章のつくりも読みやすく。本が苦手な人でも行けるかも。
合わない短編は読み飛ばすのがベスト。
別に読まなくても、次の短編でのつながりもないので。
【オススメ度:2.5】
★★*☆☆
【読みやすさ:2】
★★☆ ☆☆